- App Tracking Transparency とは
- ATT ダイアログとは
- 各社の ATT ダイアログ事例
- Zaim
- スヌーピーパズルゲーム
- FFBE
- 雀魂-じゃんたま-
- Glow Baby
- 日経電子版
- Yahoo!ニュース
- Yahoo!天気
- みてね
- NewsDigest
- ドッカンバトル
- ブルーアーカイブ
- 刀剣乱舞
- ポケコロ
- ピグパーティ
- ビズリーチ
- Twitter
- マンガボックス
- FGO
- 少年JUMP
- 許可率の事例
- 3 行まとめ
- 参考リンク
- 一般ユーザ向けのトラッキングに関する説明
- 実装や Apple の審査に関する情報
App Tracking Transparency とは
昨今のプライバシー問題のながれから、Apple の方針により iOS 14〜、IDFA の使用が制限されることになった。
この要件は、今後のベータ版のアップデートにて適用が開始され、iOS 14、iPadOS 14、およびtvOS 14のリリースに合わせ、今年の早春には全デベロッパに適用されます
IDFA を取得できなくなるとユーザトラッキングの精度が下がり、結果として広告のターゲティング精度の低下、収益の低下が見込まれる。
このあたりの情報についてはすでに多くの詳細記事が出ているためここでは割愛。
ATT ダイアログとは
ATT ダイアログとは App Tracking Transparency のユーザ許諾を得るために iOS 側に用意されているダイアログ(system-permission alert)のこと。
事前ポップアップ(Optional) → ATTダイアログ(必須)にて許可を押下してもらうという流れを想定。
各社事例を見ていただくとわかると思うが、ATT ダイアログが突然表示されてしまうとユーザは困惑し、トラッキングを許可しない可能性が高い。 そのためダイアログ表示の直前に自前で「事前ポップアップ」を表示しているアプリも多い。
なお、ATT ダイアログの表示要求は一度しか行うことができないので、許可が取れなかった場合は OS の設定画面(設定 → プライバシー → トラッキング) から能動的にオプトインしてもらうしかない。
ちなみにアプリを再インストールすれば再度表示することは可能な模様。詳しいことは下記ドキュメントにて。
各社の ATT ダイアログ事例
各社少しずつ ATT 対応をリリースしてきているので、各社の事例を Twitter から拾える範囲で拾ってみた。
ATT ダイアログのみで対応しているアプリ、事前ポップアップも実装し許可率の向上を狙うアプリ、加えてお知らせ等も掲載しているアプリなど対応は様々。
Zaim
スヌーピーパズルゲーム
FFBE
雀魂-じゃんたま-
Glow Baby
日経電子版
Yahoo!ニュース
Yahoo!天気
みてね
NewsDigest
ドッカンバトル
ブルーアーカイブ
刀剣乱舞
ポケコロ
ピグパーティ
ビズリーチ
マンガボックス
許可率の事例
とある個人アプリでの事例では、37.9%が許可、61.3%が拒否。eCPMは22%減とのこと。
事前ポップアップを入れることでもう少し向上が見込めるが、ユーザ層のリテラシーなども影響するため参考程度に。
3 行まとめ
- 予想通り許可率は低め。丁寧な事前説明を行いどこまで上げられるかが勝負
- ATT ダイアログに関する Apple の審査も割とシビアで、文言も細かく見られている模様
- Twitter を眺めていると、突然のダイアログ表示にただただ困惑している一般ユーザも多い