さくらのVPSを使って、rtmpdumpでradikoを録音する

インターネットでAM/FMラジオが聴けるradikoが長い実験期間を経て、法人化することになりました。

■「ラジオ復活を」 好調radikoが会社化、名古屋などエリア拡大http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/25/news077.html

これまで関東の番組は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で、関西の番組は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県で聴取できたが、12月1日からエリアを拡大。関東の番組は茨城県、群馬県、栃木県でも、関西の番組は滋賀県、和歌山県でも聴けるようになる。

ラジオファンとしてはとても嬉しいです。

かくいう僕もインターネットで聴けるようになってから、ヘビーリスナーになりました。

特にTBSラジオのJUNKは毎週録音して聴くのはもちろん、ポッドキャストも欠かさず聴いています。

この機会にさくらのVPSサーバ(CentOS)を使って、radikoを録音できるか試してみました。サーバは関東エリアにあるのか不安でしたが、幸いにも東京エリアの聴取範囲だったみたいです。大阪エリアのさくらのVPSのユーザさんもいるようでしたので、調べてみてください。幸いにも、rtmpdumpを使用してradikoを録音するということは既にたくさんチャレンジしている方がいたので、とても助かりました。

まず、rtmpdumpをダウンロード。

解凍したディレクトリに移動し、makeします。

最新バージョンでは、SYS=posixとしないとダメっぽいです。しかし、エラー。調べてみるとopenssl-develが必要らしい。なので、

もう一度makeします。

これでできたっぽいので、実行ファイルを/usr/local/binへインストール。

以下のコマンドを実行して、ヘルプメッセージが出れば成功。

以下のコマンドでテスト録音。 この場合は、TBSラジオを30秒間録音(出力ファイルはoutput.flv)します。radiko側の仕様変更が頻繁にあるようで、うまくいかなくなってしまうようです。

出来上がったファイルを、一度Windowsへダウンロードして聴いてみる。うまくいったっぽいので、flvをmp3へエンコードするためffmpegを入れることにする。

さきほど録音したoutput.flvをエンコード。

これを実行すると、、

このようなメッセージがドバーっと出てきますが、mp3ファイルは無事に生成されています。

ラジオ好きとしては、せっかくなので是非ともradikoもオープン化して頂きたいです。 テレビのように私的利用目的以外に使われる事を恐れて、ガチガチに縛るのは好ましくないと思っています。

radikoには、録音を阻止するという方向には進んで欲しくありません。新たなビジネスに乗り出してください。